納得!正敏のわかりやすい喪主解説DIARY

2017年01月28日

香典に対するお返しは贈る時期や品物に気をつける

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

香典のお返しは、その名のとおり通夜や葬儀で故人にお供えいただいた金品に対してのお返しのことを言います。厳密に言うと仏式の用語で、神式やキリスト教式では別の呼び方をします。故人のためにいただいたものへのお礼ですから、気持ちよく受け取っていただけるようなものを選ぶ必要があります。大切な法要に来て頂いた方々に感謝の気持ちを伝えるために贈るものなので、常識を外す事のないように、また抜け落ちがないように気をつけましょう。

一般的には、返しは「四十九日を過ぎた後」、つまり「忌が明けて」から贈るのが多いです。古くは喪主が直接持参し挨拶と共に贈るものでしたが、現在は挨拶状と共に配送するのが通例となっています。神式やキリスト教式でも、仏式にならって、忌が明けた後に香典返しにあたる品を用意することもあります。さらに最近では、葬儀当日、会葬御礼の品とともに香典返しの品を贈り、持ち帰ってもらうという方法も増えてきました。

どの世代にも便利なカタログギフトを選ぶ方も多いです。ただ、この方法は地域によっても違いがありますし、賛否が分かれるところです。不安であれば、周辺地域の事情に詳しい親戚や、葬祭業者に相談してみてもいいでしょう。