納得!正敏のわかりやすい喪主解説DIARY

2019年09月19日

故人の希望を生前に聞いてそれに合わせる

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日本においては古くから仏教を信仰する人が多いとされ、かつては多くの人が信仰深かったようです。世界中の人も何らかの宗教を信仰している人が多いですが、現代の日本人においてはあまり宗教を信仰している人がいないとも言われています。

正月に神社に行って年末にお寺で除夜の鐘を打ち、結婚式はキリスト教式の教会で行うなどいろいろな宗教の施設や行事を利用する人が多いです。では葬儀においてはどうするかですが、基本的には個人の信仰していた宗教や宗派に合わせて行うとされます。

もし故人が特に信仰をしていなかったのであれば、その家族が代々信仰していた宗教や宗派に合わせることが多いです。家族同士で宗教が異なることもありますが、あくまでも故人のための式になるので故人に合わせる必要があります。

人によっては生前に自分の葬儀をどうしてほしいと伝えることがあり、エンディングノートなどに残している人もいます。もし故人が生前に無宗教での式を希望しているならそれを実行しましょう。一般的な仏教式の式だと僧侶に来てもらって読経などをしてもらう必要がありますが、無宗教式はそれらの形式にこだわる必要はありません。

故人の好きだった音楽をかけながら式をすることも可能です。