納得!正敏のわかりやすい喪主解説DIARY

2020年05月31日

浄土真宗とは全く違ったやり方がなされます

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インドで誕生した仏教は中国を経て日本に伝来しました。その大きな特徴はたくさんの宗派があるということです。一番多いのが浄土真宗です。天台宗は6番目にランクされています。現時点で153万人の信者を抱えています。

天台宗の葬儀はやり方が浄土真宗のものとは全く違いますので注意が必要です。その基本的な考え方は、全ての人間は皆仏の子供であるという考えです。これはキリスト教の考え方と似ています。葬儀の流れについては特別に注意を払わなければなりません。

まず読経ですが、これは絶対に故人が亡くなった後でやらなければなりません。大切な儀式として剃度式(ていどしき)というのがあります。これは水やお香を使って故人の体をお清めするという神聖な儀式のことです。これは通夜の席でなされます。

お茶を供えるというのもこの宗派の特別な特徴ではないでしょうか。最後に導師によって列讃が行われます。たいまつや線香などを使って空中に梵字が書かれます。故人を称える文が唱えられ、弔辞が読まれた後に、読経が続きます。

ルールがほとんど何もないのが浄土真宗ではないでしょうか。それに比べてこちらの宗派では、様々な異なるルールがありますので、特別な注意が必要であるということです。